先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
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『坂井先生~!!!ここ書いてくださいッ!!』
『よし!!』
そう言って普通の寄せ書きのスペースに書こうとする坂井先生。
『先生、そこじゃなくて、ここ!!』
そう言って私が指さしたのは【恩師から】というスペース。
『ここは相沢先生の場所だろ?相沢先生なら、瑠香へのメッセージはここだけじゃ収まらないだろな。』
そう言って真っ白な【恩師から】のスペースを指差す坂井先生。
『いいの!!坂井先生と相沢先生に書いて欲しいの。』
『そうか。なら小さく少なく書くな!!少なくても、相沢先生に負けないくらいいっぱい思い込めて!!(笑)』
そう言って坂井先生はメッセージを書いてくれた。
【回り道や失敗してもいい。
なが~い人生を
悔いのないように、納得いくように、
ゆっくり歩いて行こう!!
今の瑠香の笑顔は輝いてます。
何年経っても瑠香の笑顔が輝いてますように…。】
暖かいメッセージ。
沢山の思いが詰まっていた。