先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
『ただぁ~いまぁ~!!!』
『ままぁ~』
そう言って走ってきた一途は、スーパーの袋に、春雨や椎茸なんかの軽いものが入っていた。
『かず~おかえり!!パパのお手伝いしてくれたの?』
『うん!!かず、カッコいい?』
『うん!!えらいね~。』
そう言っていると、片手に千愛抱き、もう片手にはスーパーの袋を持って真ちゃんがリビングに入ってきた。
『おかえり!!ありがとうね。』
『おぉ。今日の昼、すき焼きな!!!』
『えっ!!昼からそんなに豪華なの?』
『たまにはな。お父さん、すき焼き大丈夫ですか?』
『ありがとう。頂くよ。』
『じゃあ私作るから!買い物遅かったね。』
いつも行く近所のスーパーは近いから、買い物に行っても30分くらいで終わるのに、今日は1時間30分経っていた。
『あぁ。一途と男の話してたから、ショッピングモールのほうのイ〇ン行ってたんだ。』
『そっか。お疲れ様!!じゃあ私作るね。』
真ちゃん、わざわざ私とお父さんが話せる様にしてくれたんだよね…!?
ありがとう…。