先生×生徒 ~沢山の壁を乗り越えて~
右手に千愛を抱き、左手で一途と手を繋ぎインターホンを押した。
『はい!?』
と言いながらドアを開けたお父さんは驚いていたけど喜んでくれた。
『お父さん、お母さんともう1回やり直す気はないの?』
『赤ちゃんだった大空や宇宙と共に俺は捨ててしまった。許してもらうだけでも贅沢なのに復縁だなんて。』
『お母さんがどう思うかわからない。』
『もういいんだよ…』
『さっきね、水越さんが来てて、離婚の理由知ったの。』
『えっ…!?』
『1回でいいからお母さんと話して!?』
『そんな…。』
私は携帯を取り出して、お母さんに電話をしてきてもらった。