愛の道は生きる道
「なんか受けてたよ。みんなに」


あれ?

怒られなかった?


すると、瑞希さんの後ろの扉が開いて、フクちゃんが顔を出した。

ライブが終わり、シャワーを浴びたであろうフクちゃんの髪型は、いつものさらさらヘアーに戻っていた。

「愛名さんじゃん。ねえ、あの頭、チョー受けたよ。ありがとう」

「いえ」

「瑞希さん、俺、ダンサーさんたちのとこ行ってくるね」
そう言い残し、フクちゃんは出て行く。


「今回、わたくしを呼んでいただき、本当にありがとうございました」

「こちらこそ、また、機会があったら、ぜひ」

「ありがとうございます」


そして、瑞希さんが扉を開ける。

いた!
光がいた!

えっ・・・

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