愛の道は生きる道
光のライブ以来、頻繁にメールをするようになったわたしたちは、お互いのことをたくさんメールで話すようになった。


でも、一つだけミーヤにも言ってないことがある。

それは、わたしが光のファンで、光に会いたくてヘアメイクを目指しているってこと。


誰しも、憧れの人はいる。
だから、きっとミーヤに打ち明けたところで、何の否定もされないと思う。


でも、憧れじゃないんだ。
わたしは、本気で光に恋している。
だから、ミーヤにも相談できないんだ…。
誰にも。



「ミュージカルのチケット送ったから」
「ありがとう」

久しぶりにミーヤと電話する。


「がんばってるね。ミュージカルの仕事は、ダンスがあるから、ミーヤとしては、どうなの?嫌なの?」

「ううん。好き。踊っていられたら幸せだから。でも、ドラマはね…。ほんとにさサララさんってわけわかんないよ」

ミーヤは心の底からダンスが好きなんだね。


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