愛の道は生きる道
ミーヤが出演するミュージカルを見に行く当日の朝、事務所から急に電話が入る。
「愛名、今日、空いてるでしょ」
「はい」
って、前から休みもらってる日なんだから、当たり前じゃない。
と、可憐さんに言えないことばを心の中で叫んでみる。
「今日ね、藤ちゃんのブライダル撮影が午前中にあるのよ。で、アシに入ってた子が熱が出てドタキャンしちゃって、愛名代わりに行ってくれない?」
「えっ・・・はい。わかりました」
事務所からの仕事。
もちろん、断れるわけがない…。
しかも、相手は藤ヶ丘さんだ。
ブライダルの仕事も見てみたい。
藤ヶ丘さんのヘアメイクを間近で見れるチャンスだもん。
午前中って行ってたから、仕事終わってから行けば、なんとか開演までにたどり着けるかな。
わたしはさっそく仕事へ行く用意をして、ミーヤから送られたチケットを財布にしまい、部屋を出た。
「愛名、今日、空いてるでしょ」
「はい」
って、前から休みもらってる日なんだから、当たり前じゃない。
と、可憐さんに言えないことばを心の中で叫んでみる。
「今日ね、藤ちゃんのブライダル撮影が午前中にあるのよ。で、アシに入ってた子が熱が出てドタキャンしちゃって、愛名代わりに行ってくれない?」
「えっ・・・はい。わかりました」
事務所からの仕事。
もちろん、断れるわけがない…。
しかも、相手は藤ヶ丘さんだ。
ブライダルの仕事も見てみたい。
藤ヶ丘さんのヘアメイクを間近で見れるチャンスだもん。
午前中って行ってたから、仕事終わってから行けば、なんとか開演までにたどり着けるかな。
わたしはさっそく仕事へ行く用意をして、ミーヤから送られたチケットを財布にしまい、部屋を出た。