愛の道は生きる道
たどり着いた新宿駅は、夜だというのに、わたしが住んでいる街の早朝ラッシュよりもたくさんの人であふれていた。
都会の波に、押し流されそうになる。
「えっと…東口はドッチ?」
ずっと駅の案内表示を見上げながら、わたしはやっとの思いで、東口にたどり着いた。
フクちゃんに電話しなきゃ。
人の多さに少しだけ恐れをなしたわたしは、改札儀のすぐ傍の駅員のいるところに立った。
そして、着信履歴からフクちゃんに電話をする。
プププ・・・プププ・・・
「もしもし、フクちゃん」
「おいっす」
「着いたよ、東口に」
「うん。そのまま待ってて」
「わかった」
そう言って視線を上げた瞬間、目の前にちょっとガラの悪そうな青年を発見。
いっぱいビスのついた黒い革ジャンに、サングラスをかけ、びりびりのジーンズが床をひきずっている。革靴とぎってるよ、先がささりそう。
都会の波に、押し流されそうになる。
「えっと…東口はドッチ?」
ずっと駅の案内表示を見上げながら、わたしはやっとの思いで、東口にたどり着いた。
フクちゃんに電話しなきゃ。
人の多さに少しだけ恐れをなしたわたしは、改札儀のすぐ傍の駅員のいるところに立った。
そして、着信履歴からフクちゃんに電話をする。
プププ・・・プププ・・・
「もしもし、フクちゃん」
「おいっす」
「着いたよ、東口に」
「うん。そのまま待ってて」
「わかった」
そう言って視線を上げた瞬間、目の前にちょっとガラの悪そうな青年を発見。
いっぱいビスのついた黒い革ジャンに、サングラスをかけ、びりびりのジーンズが床をひきずっている。革靴とぎってるよ、先がささりそう。