愛の道は生きる道
やはり、外で食事というわけにはいかず、わたしたちはミーヤの部屋に集合することになったのだ。
「ねえ、ミュージカルどうだった?」
マンションのエントランスにある花壇に腰掛け、フクちゃんがそう聞いた。
「えっ、うん。あのー、初めて見たから、何ていうか、そんなうまい感想とか言えないんだけど…」
本当は違うんだ。
光に気を取られて、それどころじゃなかったんだ。
「関係者席だったんでしょ」
「うん」
「隣、誰が来た?」
「えっ、黒川光くん・・・だよ」
ちょっとだけフクちゃんの口元がニヤリとしたような気がした。
「緊張した?」
「したに決まってるじゃない。だって、関係者席って、有名人とか来るって知らなかったし。まさか、あんな有名人が隣にいるって思わなかったから」
興奮している自分がいる。
「ね、なんで光くんのこと好きなの?」
「!?」
「ねえ、ミュージカルどうだった?」
マンションのエントランスにある花壇に腰掛け、フクちゃんがそう聞いた。
「えっ、うん。あのー、初めて見たから、何ていうか、そんなうまい感想とか言えないんだけど…」
本当は違うんだ。
光に気を取られて、それどころじゃなかったんだ。
「関係者席だったんでしょ」
「うん」
「隣、誰が来た?」
「えっ、黒川光くん・・・だよ」
ちょっとだけフクちゃんの口元がニヤリとしたような気がした。
「緊張した?」
「したに決まってるじゃない。だって、関係者席って、有名人とか来るって知らなかったし。まさか、あんな有名人が隣にいるって思わなかったから」
興奮している自分がいる。
「ね、なんで光くんのこと好きなの?」
「!?」