愛の道は生きる道
本気で叶うって思ってるかって・・・。
叶うわけないよね。
でも、少しずつ、わたし、光に近づいてるよね。
ほんとに、少しだけだけど。
「わかんない。夢だって思ってるけど、叶うわけないって分かってるけど、諦めたくないから、仕事も光のことも」
「そっか、じゃあ、がんばらなきゃね!もう一本いきますか?」
そう言ってミーヤは缶ビールをわたしに投げ渡した。
ミーヤだったら、きっと、こんな夢も叶うんだろうな。
奇麗だし、裕福だし、きっとこうゆう人がダンサーとして成功するんだろうな。
でも、うれしかった。
わたしとミーヤは全然違う世界に生きてきたけど、分かり合える親友なんだって、思えたから。
ありがとうね、ミーヤ。