愛の道は生きる道
「愛名、今日は何か用があったんでしょ。待たせて悪かったわね」


新人が帰った後、可憐さんから声をかけられた。


「はい、実は、来月お休みをもらいたくて・・・」


わたしが今日、事務所にきたのは、来月行われる光のイベント日に休みをもらうためだったのだ。


本当に、わたしの生活は、光で回っている。


「いつ?」
「はい、20日です」


「わかった。なに?デートとかあ?」
「ち、違いますよ」


わたしの中では、完全にデート気分なんですけどね。
光に会える日なんだもん。


< 177 / 247 >

この作品をシェア

pagetop