愛の道は生きる道
「愛名さ、もう、アルバイトとかしなくても生活できるようになってる?」

「いやあ、まだ、そこまでは、正直苦しいです。アルバイト先も見つかってないし」


「そうか。なんとか一人でやっていけるようにしてあげたいんだけどね」

心配してくれている可憐さんの顔。
心にジーンときてしまった。



「あっ、前から、愛名に聞こうと思ってたんだけど」
「はい?!」

「なんで、瑞希のこと、知ってたの?」
「@@@」


そっそれは・・・。


「まさか、愛名ってアイドルとか好きなの?」
「いえ、違います」


アイドルが好きなわけじゃないです。
たまたま、好きになった光が、スーパーアイドルだっただけで。


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