愛の道は生きる道
駅に着くと、調度電車が着いたようで、4人ほど改札口から出てくる人が見える。


・・・。


こんな田舎に、その格好じゃ目立つんですけど。

心で突っ込みながら、笑顔でフクちゃんに手を振る。

「また、こんな格好してきたって思ってるでしょ」

「うぐ…」

言葉に詰まる。


「結構、田舎じゃん」

「だから、田舎って言ったでしょ」


「この辺、スタバとか…ないよね」

「はい、ないです」

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