愛の道は生きる道
「俺と一緒に、岡山に来ないか」

そう言ったフクちゃんと目が合う。


フクちゃんと、岡山に?

わたしなんかと、どうして?

まっまさか、これって

こっ告白って、やつ?!



そして、フクちゃんは、鼻から息を吐いて「ふっ」と笑うと、


「こんだけ光くんに囲まれてちゃ、参ったな」


そう言って、あぐらをかいた。



「フクちゃん、ごめん。わたし、岡山には行けない。わたしには、まだ夢があるから」


< 202 / 247 >

この作品をシェア

pagetop