愛の道は生きる道
わたしなら、フクちゃんのことが気になって、笑顔でなんていられない。


今まで仲間だった三人だって、自分さえデビューできればいいの?


光のライブで、フクちゃんのことキャーキャー言っていたファンだって、新生サンライズに手を振って、誰でもいいわけ?


なんて冷たいんだろうって思った。



でも、現実ってきっと、こうなんだろう。



こんな世界で、生きてきたんだ。


フクちゃんも、ミーヤも、瑞希さんも、光も。


そして、わたしも、生きようとしている。


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