愛の道は生きる道
今出来ることかぁ。

区切りをつけるいい機会なのかな。

家賃も払えそうにないし。

フクちゃんと岡山に行くチャンスなのかなあ。


弱気なわたしは、楽な道を選んでいるんだろうか。



アパートに戻り、部屋に貼ってある光のポスターをじっと見つめる。


今まで、光のことだけ考えて走ってきたけど、やっぱり、光は夢なんだよな。

手の届くことのない夢。


その光に会えないなら、わたしにとって

ヘアメイクの仕事は、夢なのかな?


不安な夜は、ずっと続いていた。


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