愛の道は生きる道
ひょえー。

ハラミズキって―――

あの?

あの!


「知ってるの?」

「知ってるも何も、原瑞希さんでしょ!」


自分でもどのくらい発狂してたのか、わからない。

ただ、可憐さんの疑ぐり深そうな顔を見て、自分の態度に気がついた。



「すいません。わたし、原さんのヘアメイク雑誌で見て、すごく気に入ってて。興奮してすみません」

「あら?愛名がミズキのこと知ってるとは・・・」


目を丸くした可憐さんの顔、かわいい。

って、そんなこと言ってる場合じゃなくて。



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