愛の道は生きる道
電話を切ったわたしは、大荷物と共に、その男性に近づいた。

こういう時、びびってるとファンと勘違いされるからね。
ビシっと行かないと。


「テクノアートの今池と申します。スタッフ入り口はどこですか」

「?」


「ですから、原瑞希さんのアシスタントとしてやってまいりました」

「あの、僕アルバイトなんで、よくわからないんですが・・・」


なっ何!!?


結局、そのアルバイトくんがバイトチーフに連絡。
そして、バイトチーフがスタッフに連絡。
スタッフが警備員に連絡し、警備員がやってきたのは、15分も経った後だった。


ややこし。


やっぱり、天下一の光だもん。


警備が固いんだね。

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