愛の道は生きる道
「愛名さーん。この髪、かわいいってみんなに言われたよ。ありがとう」

ミーヤさんは部屋に入ってくるなり、そう言ってわたしの手を握った。


「ありがとうございます」

モデルさんがよろこんでくれた。
ヘアメイクに取って、それは成功の証。


「ねえねえ、ミーヤに付けた、このエクステってまだある?」
隣にいたダンサーさんに声をかけられる。

「すみません、これ1つしかなくて」

「そうなんだ、残念」

あのテグス、受けた。
他のダンサーさんとも話しができた。
よっしゃー。

すっごくうれしくなっちゃった。



「ミーヤ、ドリンク取ってきて」

「はーい」

サララさんに声をかけられ、ミーヤさんが返事をする。

「わたしも手伝います」

控え室を出て行ったミーヤさんの後を追う。


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