愛の道は生きる道
「かっこいいー!」
誰もいなくなった控え室で、食い入るように小さなモニターを見るわたし。


あっ!光 登場!
白のジャケット?
ちょっと光ってる?

あっ帽子投げた?
そこはターンで・・・

小さすぎて全てが映らない。

あぁ・・・


そして控え室にまで響き渡る光の歌声。
生歌だ・・・。


体の心まで響いてくる。

光の声が響いてくる。



わたしは夢中で廊下に飛び出していた。

廊下をまっすぐ進み、左に曲がる。

ステージへの扉が見える。


そこで、立ち止まり、光の歌を聞き続ける。



わたしが進める距離はここまで

でも、ここまででもいいんだ

ここまで、これたんだから



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