正反対恋愛【完結】
銀の彼女になれなくてもいい。


銀の一番仲の良い女友達でいられれば。


……そう割り切れたらどんなに楽だろう。


どんなに幸せだろう。


隣にいて、笑い合っていられればそれだけでいいなんて思えないよ。


だって知ってしまったから。


温かい手のぬくもりも。


鋭い目を細め微笑む優しい表情も。


頭を撫でられる心地よさも。



全部全部、銀に出会って知ったんだ。



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