正反対恋愛【完結】
「……そろそろ帰ろうか?」


「まだ18時半だぞ?何か用事でもあんの?」


「……あ、うん。ちょっとね」


銀、ごめんね。


嘘ついてごめん。


本当は用事なんてないの。


でも、今一緒にいたら泣いてしまう気がして。


だから……バイバイしなきゃいけないの。


「分かった。送ってく」


銀は一度公園を見渡した後、勢いよく立ちあがった。

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