正反対恋愛【完結】
「佐奈!!!3階の校舎見て!!!」


真理子は必死であたしに訴える。


足はガクガクと震えだし、膝が激しく痛む。


3階の校舎……?


カーブを回り、何とか顔を上げ3階校舎を見上げる。


「え……」


何で……?


何で銀が……?


すると、見上げた3階の校舎にはブンブンとこっちに向かって手を振る銀がいた。

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