正反対恋愛【完結】
それは銀が『あと少し頑張れ』そう言っているようで。


「……銀……」


何故か体にみるみるうちにパワーが沸き上がってくる。


あんなに辛かったはずのマラソンなのに、銀が応援してくれていると思うと力がみなぎってきた。


「あと……少し……」


既に周りの生徒達は皆ゴールし、走っているのはあたしただ一人。


でも、あたしは必死で走り続けた。


もう少し。


もう少しだ。


自分自身を励ましながらあたしはゴールを目指した。
< 138 / 365 >

この作品をシェア

pagetop