正反対恋愛【完結】
制限時間内……?


何でそのことを銀が知ってるの?


「なんでそれを……」


「俺さ、窓際の席だから暇があると外眺めてんだよ」


「じゃあ……あたしが走ってるところとか……」


「佐奈が体育やってる時はいつも見てた。あ、でも勘違いすんなよ?俺ストーカーじゃないから」


銀の言葉にあたしはポカーンっと口を開けた。



知らぬ間に銀に見られていたなんて。


今までどんなことをしてたっけ。


恥ずかしい事とか、バカな事……してなかったかな?



そんな不安が何度も波のように押し寄せてくる。

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