正反対恋愛【完結】
「先輩、ちょっといいですかぁ?」


レイラちゃんは笑顔で駆け寄ってくる。


「あぁー……何?何かあった?」


「えっと……ここじゃちょっと……」


あたしを横目でチラッと見るなり、モジモジしだすレイラちゃん。


レイラちゃんは大きな瞳であたしに訴えかけてくる。


『邪魔だ』と。


「佐奈、ごめん。また後で」


銀は申し訳なさそうな表情を浮かべると、パチンと両手を顔の前で合わせ謝った。


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