正反対恋愛【完結】
二人三脚は一種目目。


すでに二人三脚にでる選手は校庭の隅に集まり始めている。


「真理子ごめん!取ってくるから先行ってて?」


「分かった。急いでね?!」


「うん!」


各種目に出る選手はクラス事に決められた色のハチマキをしないといけない。


何でこんな時に大事なハチマキを忘れちゃうのよ!


ホントあたしって鈍くさいなぁ……。



「……急がないと」


あたしは真理子に手を振ると、校舎目指して走り出した。
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