正反対恋愛【完結】
でも今は呑気に立ち話をしているわけにはいかない。


「ごめんね、今急いでるの。またね」


あたしをわざわざ呼び止めたということは何か用があったのかもしれない。


けど今は競技の方が優先だ。


レイラちゃんに背中を向けて走り出すと、


「じゃあ、校庭まで一緒に行きます」


レイラちゃんはそう言ってあたしの後を追い掛けてきた。
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