正反対恋愛【完結】
もうレイラちゃんと話すことはない。 


それに真理子はあたしを今か今かと待ち続けているだろう。 


「急ぐから」


あたしがレイラちゃんにクルっと背を向けて階段を降り始めた瞬間、 


「……あんた、目障りなんだよ!」


その声と同時に背中をドンッと強い力で押された。
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