正反対恋愛【完結】
銀の冷たい視線を思い出すたびに、胸が痛み悲鳴をあげる。 


いつも温かくて優しい眼差しであたしを見つめてくれた銀。 


でも、もう銀はあたしに幻滅しただろう。 


突然後輩を突き飛ばし、謝りもしない最低な女だと思われているはず。 


今更保健室に戻って弁解する勇気もなければ、レイラちゃんと真っ正面からぶつかり合う根性もない。


そんなウジウジした自分が嫌になる。


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