正反対恋愛【完結】
あたしは結局真理子の一言に負け、全てを打ち明けた。


レイラちゃんに階段から突き落とされたこと。


そして銀に嫌われてしまったかもしれないということ。


全てを話し終えた頃、真理子の表情は怒りに満ちていた。


「あの女絶対に許せない!佐奈は悪くないよ!!」


「でも……あたしもレイラちゃんのこと突き飛ばして尻餅つかせちゃったし……おあいこだよ」


「何でよ?!元はと言えば、あの女のせいでしょ?!」


そう言うと真理子は悔しそうに唇を噛み締めた。
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