正反対恋愛【完結】
「銀くん遅いね。リレーでないのかな?」


リレーに出場する選手たちの大半は既に集まり、準備体操を行なっていた。


でもその中に銀の姿は見えない。


すると、あたしの目の前にパッと誰かの顔が現れた。


「何ボーっとしてんの?」


「………――っ!!」


え……?!何で……?


それは今の今までずっと考えていた銀の顔で。


あたしはひっくり返りそうになるくらい驚き、体をビクッと震わせた。

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