正反対恋愛【完結】
「もう話してる時間ないみたいだからいくわ。それと……」


あたしの言葉を遮った後、銀はあたしの耳元に唇を寄せ囁いた。


「今日の放課後、体育館裏にきて?」


「え……?何で??」


「まぁ、そういうこと。じゃあな」


銀は焦っているあたしを横目に、リレーの選手たちが集まっている場所へと走り出した。

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