正反対恋愛【完結】

その音を皮きりに、周りから大きな声援が湧きあがる。


あたしは慌てて校庭に視線を移した。


一人目、二人目、三人目。


そしてアンカー勝負になった時、ふとあることに気がついた。


あれ……?まだ銀って走ってないよね?


まさか……銀がアンカー?


「佐奈!銀くん走るよ!!」


すると、ボーっと考え込んでいたあたしの肩を真理子がバシバシと叩いた。

< 216 / 365 >

この作品をシェア

pagetop