正反対恋愛【完結】
「何で鈴木先輩がここにいるんですかぁ?」


露骨に嫌そうな表情を浮かべたレイラちゃんが建物の影から顔を覗かせた。  


「……なんでレイラちゃんがここに?」


銀に呼び出された場所に現われたのは銀ではなくレイラちゃんで。 


でもあたしと同じようにレイラちゃんも何故あたしがここにいるのかよく分かっていない様子だった。


頭の中を必死で整理しようとしているとレイラちゃんがあたしに近付きニッと口角を上に持ち上げて笑った。 

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