正反対恋愛【完結】
「……こっちが下手に出てやってればいい気になって。銀先輩はあんたみたいな不細工大っ嫌いなんだよ!!」


沸々とわき上がっていた怒りを抑えきれなかったのか、レイラちゃんは右手を振りかざした。


叩かれる。



とっさに肩をすくめて歯をぐっと食いしばると、


「……――――やめろ!」


その声と同時にレイラちゃんの腕が誰かに掴まれた。
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