正反対恋愛【完結】


「階段から突き落とすって、どういう意味?佐奈の怪我お前がやったのか?」


「それは……突き落したんじゃなくて、鈴木先輩が足を滑らせて勝手に落ちたんですよ」


焦った様子を見せながらもレイラちゃんはうまく誤魔化そうとする。


でも銀はレイラちゃんの腕を簡単に離そうとはしなかった。


「じゃあ、何で保健室で今さっき佐奈の怪我を知ったような態度を取ったんだよ。困った人がいるとほってけなかったんじゃねぇの?」


「それは………」


さすがのレイラちゃんもそれ以上いい訳をすることはできなかったのか、足元に視線を落とした


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