正反対恋愛【完結】

「つーか、翔太のどこがいいの?」


「……カッコいいし、背も高いし、スポーツ万能だし……」


「翔太の見た目が好きなんだ?」


「それは………」



確かに男の子の言うとおりだ。


あたしは翔太君の見た目に惹かれていただけなのかもしれない。 


翔太君と話したこともなければ、関わり合いをもったこともないあたしが翔太君の性格や中身を好きになるはずがなかった。 


ブラウン管の中にいるアイドルを好きになる気持ちになんとなく似ている。
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