正反対恋愛【完結】
何であたしの名前なんて聞いたんだろ。


でももうお目当てのプリントは受け取ったし、そんなこと考える必要もない。


「ありがとうございました」


お礼を言って化学室から出て行こうとすると、


「待て」


一条先輩はあたしを呼び止めた。


「あの……何か用でも……?」


「あんた、銀と付き合ってんの?」

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