正反対恋愛【完結】
「何で佐奈がここに……?」


「銀こそ……」


「つーか、こんな夜遅く制服でフラフラすんなよ。危ないだろ?」


そう言うと銀はいつものように優しい表情であたしの頭をポンポンと叩いた。



「銀……あのね、あたし話があるの」


「話?」


「そう。あたし……やっぱり銀と別れたくない」



銀がもうあたしに気持ちがないとしても、あたしは銀が好き。


しつこいと思われても、ちゃんと自分の気持ちを銀に伝えておきたい。





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