正反対恋愛【完結】
「……んッ……銀……」


息苦しくなり銀の胸をトンッと押すと銀は急いであたしから唇を離した。


「悪い。ずっと我慢してたから……」


「我慢?」


「あぁ。佐奈のことが大切だからすぐに手を出したくなかった。遊びじゃなくて本気だから」


銀がそこまで考えてくれていたのに、あたしはバカだ。


キスは一ヶ月後、エッチは三ヶ月後なんて計画立てて……


自分自身が恥ずかしくなり、あたしは思わず足元に視線を落とした。

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