正反対恋愛【完結】
鼻息を荒くして顔を近づけてくる斉藤君。


あなたがあたしのことを『空気女』って呼んでたこと知ってるんだから。


外見が少し変わっただけで、コロリと態度を変えた斉藤君に憤りが募る。



「……なぁ、授業バックれて……ここでしない?」


しないって……何のこと?


もしかして……


「み、み、みんなプリント待ってるよ……?」


「大丈夫だって。なっ……?」


全然大丈夫じゃない!


無理、絶対無理!!


「……やっ……!」


斉藤君が後ずさるあたしに顔を近づけた瞬間、



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