正反対恋愛【完結】
一週間に一度の楽しみが終わり、特にやることもなくなったあたしはベッドに横になった。
「銀、今何してるかなぁ……」
最近は寝ても覚めても銀の事ばかり考えているあたし。
銀は今何してるかな?
もうお風呂入ったかな?
同じテレビ番組見てたかな?
何を考えてるかな?
目を閉じると、銀の姿が浮かんでは消え、また浮かんでくる。
銀のことを考えるとそんな無限ループに陥ってしまう。
これほどまでに人を好きになったことのないあたしは日々膨らんでいく銀への気持ちを持て余していた。