君のとなり。
「・・・・・・・・」
教室の祐人の席について、
明日香はむぅ、と唇をとがらせた。
誰もいない教室で、1人で資料整理。
・・・・・寂しいじゃん!!!!
そう思いながらも、私は
プリントをわけてゆく。
あーぁ、せっかく祐人とできると
思ってたのになぁ・・・・・。
放課後も、一緒って思ってたのにな。
プリントを見ながら、タメ息。
その時、
「あーすかっ♪」
「━・・っ!?」
私は声の方を見て、椅子から落ちそうになった。
「ゆ・・っ、祐人っ!!?」
そこには、ニカッと笑う祐人がいた。