君のとなり。


「ゅっ、ゆゆ祐人っ!!?
 人来ちゃうってば・・・っ」



いきなり抱き締められて、
私はバタバタと慌てた。



「んー・・・・。充電充電♪」




頬に軽くキスをしまくる祐人に、
明日香は困ったように笑った。




「ばか・・」




見つめあって、そっと唇が重なる。






オレンジ色の教室で、



2人だけの、秘密のキスをした。






普段は授業があって憂鬱な教室も。



君がいれば。





日常は光を帯びる。






「・・2人の秘密な」





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