君のとなり。

「・・え?
 祐人何か言った??」

明日香がキョトンとすると、
祐人は「む~」とまたむくれた。

「・・・オバさんがはしゃいで
 キモって言ったんだよ」

「な・・っ!!!!」


なにコイツ・・!!少しは
見直してたのにっ!!!

「・・もういいもんっ!!
 次体育だよね!?真奈美いくよっ」

「え、あ、うん」

真奈美は明日香に引っ張られながらも
祐人に口パクで言った。


  ‘意地はらんでFight!!”


祐人は口パクを見て、机にゴンッと
頭をぶつけた。

「・・好きで張ってねぇっての・・」

「祐人~次体育だぞ。
 着替えに行こーぜ」


クラスの仲のいい男子が祐人の肩を
揺らす。のそっと顔を上げた祐人は、

「・・・ど~しろってのー・・
 たすけてェ~」

「!!ちょ、男に抱きつくな!!」

男子に抱きつく。そこで、ハッとした。


「ちょ、たしか1年の体育って3クラス
 合同だったよな?!」

するとそのこは抱きついたままの
祐人をはがしながら言った。


「ん?たしかそーだった」


      やっぱり!!!
・・・・もんのすごく、嫌な予感・・


「・・2組は何組とだ・・!!」

すごい剣幕に押され、
男子がおずおずと答える。

「えっと・・ランダムで決まるから、
 たしか今日は1組と・・・・
 あ、4組だ!!」

その瞬間、祐人がしかめっツラ。



     やっぱりな・・!!!!
       4組って・・・・



英介がいるじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!

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