君のとなり。
この人・・掲示板で見た名前だ!!
クラス一緒だったんだ・・
「で?ダレ明日香。・・・って
田中祐人!!!?」
真奈美がズザァッ!!と後ずさる
「え??知ってるの?」
明日香が首をかしげると、
真奈美はタメ息。
「あ~、明日香こーゆぅ情報
ウトいもんねぇ・・・。」
「??」
まだまだ‘??”な明日香に、
真奈美は人差し指を立てた。
「田中祐人ってのはね、超!!!
美形!!!スポーツ万能!!
頭良し!!なお方です☆」
「ええええ!!!完璧じゃん!!」
明日香が驚くと、真奈美は
「チッチッチィ~」と指を振った。
「しかぁし!!わかるゥ??
明日香チャン。‘裏”っての」
「は・・はぁ・・」
テンションアゲアゲな真奈美に、
明日香はタジタジ。
「この方は見た目こそイイ!
がっ!!中身は・・・・・
超性格悪い。らしい。」
「ふ~ん・・・」
明日香が興味なさげにつぶやく。
「ま、ウワサだからね。
中学違ったし」
「うん、わかった。アリガト♪」
私がほほえむと、真奈美キューン!!
「・・っスキ!!」
「・・わかったから。席につけ。
先生来たってば」
その時入ってきた先生は、20代前半っぽい
若い先生だった。いかにも‘元ヤン”
なフインキ。だけどカッコよくてやんちゃそう。
「・・・・!!!!!!
浮気を許して明日香!!」
「はいはい」
真奈美が席に戻りながら言った。
・・真奈美センサーが反応したか。
明日香は苦笑い。
「え~、んっと・・まず
入学オメデトウ。このクラス
担任の山本廉だ。歳は23。ちなみに
独身!女子そこんトコヨロシクぅ☆」
山本先生の言葉に、みんなが笑う。
楽しそうなクラス・・・
・・アレ?・・隣の子が来てない・・・