君のとなり。
「・・・・優しくできてたじゃん。
明日香、笑ってたじゃん」
英介は背を向けながら、話し続けた。
「好きな子を笑わせれて、優しく
できて。・・それでいいじゃん。
他に何か・・・必要?」
そう言って、英介はドSな笑顔を
祐人に見せた。
「・・次、バカな事言ったら・・・
お前が明日香につけたキスマークの上に、
新しく俺がつけるぞ」
「・・・・・んな・・・っ!!!!」
笑顔で去っていく英介に、祐人唖然。
「・・っ気付いてたのかよ///!!」
資料室から響く叫びに、
英介は振り向いて小さく笑った。
「・・・片づけていけっつーの・・」
ハァ~と深くため息をついて、プリントを
拾い集める。
「・・・・あー・・・・ダメだ・・・」
祐人はプリントで顔を隠した。
さっきまで、アイツに会いたくなかった。
とゆうか、さっさと英介のところに行け、
・・・なんて思ってた。
アイツを見るの、つらかったのに。
英介の言葉がガツンってきて、今では
「・・・・・明日香・・」
こんなに逢いたい。