君のとなり。
「あー・・、お腹いっぱい♪
そろそろ教室もどろっか」
「ん。授業はじまるしね・・」
真奈美の言葉に、私は少し不安になった。
・・・教室、か・・・。
隣の席には祐人。
・・・・・・・・気マズイ・・・・!!
その時、真奈美が私の背中を軽く叩いた。
「な~んて顔してんの?
・・がんばっちゃうんでしょ??」
ニッと笑う真奈美に、私は自然と
笑みをこぼしていた。
「・・・・うんっ」
・・・嫌われてると思うけど!!
話しかけても、無視かもしんないけど!!
・・・・・・・がんばるもんねっ!
明日香はよく晴れた空を見上げ、
むんっと意気込んでみた。
「ほらほら、おいてくぞ☆」
「あ、待って待って!!」
入口の方から真奈美の声に呼ばれ、
私はお弁当を持って駆けだした。