君のとなり。

「・・・・」

祐人はそのまま、優しく抱きしめてくれた。


・・・あ、なんか・・
さっきまでの不安とか、無くなってる・・


私は祐人の腕の中で目を閉じた・・。






「━・・・・巻き込んでごめんな?」


少しして、祐人が私の目を見て言った。


「・・んーん・・」


私が首を横に振ると、安心したように
笑って、また抱きしめた。


「委員会長引いちゃってさ・・・。
 慌てて裏庭行こうとしたら、
 あいつ等と明日香が見えて・・・・」


祐人は腕に力を入れた。


「怖かっただろ・・?


       ・・ごめん・・」




急いで駆け付けてくれたんだ・・。


祐人の言葉が嬉しくて、
私も思いっきり抱きついた。


「ううん。来てくれてありがとう・・」


「・・ん・・」


祐人はテレながら笑った。


「・・・・ねぇ」

「うん?」


祐人が首をかしげたので、
私は思い切って首のバンソーコを指差した。



「・・なんで、‘キスマーク”、
 ・・・なんてつけたの?」


明日香の言葉に祐人は一瞬固まって。



「・・っここで聞くぅぅぅぅぅ!!!??」



         絶叫した。


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