君のとなり。

「学級委員だしぃ~」


それアンタが勝手にしたんだろ!!!



明日香と祐人の顔がガン飛ばし顔になる。



「んじゃ、放課後体育準備室に集合♪
 サボんなよぉ??」


山ちゃんがニヤリと笑う。



サボれません。どうなるかわかったので。




その時、チャイムが鳴った。
2時間目があと3分程で始まる合図だ。



「じゃ、遅れないようにねィ♥」



山ちゃんは悪魔の様に笑って言った。


この人本当に先生なのかな・・・・。














そして。


「・・おつかれサマ~」

「うぃ~・・・・・」



あれから数時間後の昼休み。

私は真奈美と屋上でお昼を食べていた。


「朝から大変だったね」


屍のような明日香に真奈美が笑う。

「・・そりゃ~・・・もう・・」


明日香が乾いた笑いを出すと、
真奈美は顔を近づけてニヤッとした。


「・・・で。2人でサボって何したのォ?」
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